暖かい季節になると姿を見せ始める害虫「ゴキブリ」。
そんなゴキブリが住宅に侵入する際の侵入経路はさまざまですが、トイレから侵入する場合もあるため注意が必要です。
今回は、ゴキブリがトイレから侵入する際の侵入経路について紹介していきます。
ゴキブリの侵入を防ぐための対処法と、ゴキブリが生息してしまっているかどうかを確認する方法についても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
※解説するにあたって一部ゴキブリのふんの画像を使用しています。もくじ
ゴキブリがトイレから侵入するときの4つの侵入経路
ゴキブリがトイレから侵入する際の侵入経路は意外と多く、
- 排水管
- 排水管の開口部
- 換気扇
- 窓
というように、4ヶ所も侵入経路があります。
ゴキブリの住宅への侵入を防ぎたいのであれば、これらの侵入経路からゴキブリが侵入できなくなるよう対処しなくてはいけません。
1. 排水管
トイレの便器は排水管を通じて下水とつながっていますが、この排水管を通じてゴキブリが下水からトイレに侵入してくることがあります。
最近の便器には、便器と排水管の間に「封水」と呼ばれる水溜まりができる部分があり、その封水がゴキブリなどの害虫やネズミなどの侵入を防いでくれています。
しかし、何かしらの理由によって封水がなくなってしまった場合、ゴキブリの侵入を防ぐことができなくなってしまい、トイレにゴキブリが現れるようになってしまうわけです。
この場合は、封水を復活させる必要があります。1〜2日の間、トイレの水をこまめに流し続けましょう。
封水が切れると下水からの逆流臭が発生してしまうようになりますが、この対応で臭いが解消されれば封水が復活したと判断できます。
封水が復活し、通常通りに機能してくれれば、排水管からゴキブリが侵入することはなくなります。
2. 排水管の開口部
ゴキブリは排水管を通って下水から侵入してくてくるものの、封水があれば問題ないと紹介してきました。
しかし、住宅が劣化してしまうことにより、便器と排水管の接合部分に隙間となる開口部ができてしまった場合、そこからゴキブリが侵入してくることがあります。
ゴキブリはちょっとした隙間からでも侵入することができるため、開口部ができてしまっている場合は開口部の隙間を埋めなくてはいけません。ホームセンターなどでパテを購入し、開口部の隙間を埋めるようにしましょう。
パテで隙間を埋めてしまえば、排水管の開口部からゴキブリが侵入してくることはなくなります。
3. 換気扇
トイレの空気を入れ替えるために設置されている換気扇ですが、ゴキブリはこの換気扇からも侵入してくることがあります。
換気扇を稼働させている間はファンが回るためゴキブリは侵入しようとしませんが、ファンが止まると、その隙間から侵入してきてしまいます。
そのため、換気扇を常に稼働させておくようにするか換気扇にカバーをつけるなどの対策を実施して、ゴキブリの侵入を防ぐようにしましょう。
4. 窓
トイレに窓が設置されている住宅の場合、ゴキブリが窓から侵入してくることがあります。
夏場などのムシムシする時期はトイレの中の温度も高くなるため、窓を開けっ放しにしているお宅も多いかと思いますが、そこからゴキブリが入ってきてしまうわけですね。
この場合は、網戸をしっかりと閉めるようにするなどの対応でゴキブリの侵入を防ぐことができるようになります。
ゴキブリが生息しているかどうかは「フン」で確認できる
ゴキブリを発見してしまった場合に気になるのが、ゴキブリが生息しているかどうかについて。家にゴキブリが住み着いてしまっているのであれば、駆除しなくてはいけません。ゴキブリが生息しているかどうかは、ゴキブリのフンを確認することでわかるようになります。
ゴキブリは1ミリ〜2ミリほどの黒くて丸いフンをしますが、そのゴキブリのフンが複数落ちているのが確認できる場合は、ゴキブリが生息している可能性が高いと言えます。
そのため、ゴキブリが生息している可能性が高いと思われる場合は、さきほど紹介した対処法を実践し、ゴキブリが住宅内に侵入する経路をふさぐようにしましょう。
季節によるトイレのつまりやすさはこちらでご紹介しています。