ご飯を食べた後に残ってしまう残飯。
残飯は処理が面倒ですし、においも発生してしまうので、ついトイレに流してしまっているという方も多いかと思います。
ただ、
「毎回トイレに流しちゃってるけど、そもそも残飯ってトイレに流して大丈夫なのかな…?」
と不安に感じている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、トイレに残飯を流す際の注意点について紹介していきます。
「残飯はトレイに流してもいいのか」という点に触れつつ、流す際の注意点などについて紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
残飯はトイレに詰まりやすい
普段から残飯をトイレに流して処理している方にとっては衝撃的な事実になるかもしれませんが、残飯をトイレに流すのは基本的にNGです。
なぜなら、残飯は水に溶けにくく、トイレに詰まりやすいから。トイレに流せるものとしては排泄物やトイレットペーパーがあげられますが、これらは水に溶けやすいため、トイレに流しても特に問題ありません。
一方、残飯は水に溶けにくく、そのままの状態で配管に流されていきます。場合によっては一部が配管に滞留することもあり、それが原因となってトイレを詰まらせてしまうこともあります。
そのため、基本的にトイレに残飯を流すのはNGとなっているわけです。
参考サイト:食べ物や残飯を流してトイレが詰まった際の対処法
残飯をトイレに捨てるときの注意点
残飯をトレイに捨てるのは避けるようにするべきではありますが、どうしても捨てたいというのであれば、これから紹介する3つの注意点を意識しながら捨てるようにしましょう。
そうすることで、トイレの詰まりが発生する確率を最小限に抑えながら残飯の処理がおこなえるようになります。
野菜くずは流さない
トレイで残飯を処理するのであれば、野菜くずを流すのは避けるようにしてください。当然ですが、野菜くずは水に溶けませんし、サイズも大きくなってしまいがちです。
ディスポーザーで細かく処理したとしても水に溶けるようになるわけではないので、トイレに流すのは絶対に避けるようにしてください。
固い・大きいものは流さない
基本的に残飯が水に溶けることはありません。流したときの状態を維持したまま配管を通っていくことになります。
そのため、固いものやサイズの大きなものを流すと一気に詰まりが発生しやすくなってしまいます。
サイズの大きなものや固いものは、絶対にトイレに流して処理しないようにしてください。
油分が高い液体は紙で吸い取る
カップラーメンを食べた後の残り汁などをトイレに流す方は多いかと思いますが、カップラーメンの残り汁は油分を多く含んでいるため、トイレに流して処理するべきではありません。
油分は水に溶けませんし、粘度が高いため、配管に付着し滞留してしまいがちです。
そのため、ラーメンの残り汁のような油分の多い液体はトイレに流すのではなく、新聞紙にひたし、吸い取るなどして処理するようにしてください。
自治体はトイレに残飯を流さないように呼びかけている
残飯はトイレに流して処理するべきではないと紹介してきましたが、その点については各地域の自治体もホームページなどで触れています。
各自治体のホームページで一度確認してみてほしいのですが、ほとんどの自治体のホームページには、「残飯をトイレに流して処理するのは控えるように」と記載されているはずです。
残飯をトレイに流して配管をつまらせてしまったり劣化させてしまったりした場合、その地域に住んでいる人にまで迷惑をかけてしまう可能性があるので、やはりトレイに残飯を流すのは控えるようにするべきだと言えますね。
残飯の正しい捨て方
においが発生するということで残飯の処理を避けている方は多いかと思いますが、正しい方法で理すれば、残飯がにおってしまうことはありません。
まず、残飯は放置するとすぐににおいが発生するようになるので、必ずその日のうちに捨てるようにしてください。また、そのままゴミ袋に入れてしまうのはおすすめできません。
残飯のにおいの元となっているのは残飯に含まれる水分です。
ですので、吸水力の高い新聞紙を小さなビニール袋に入れ、その袋に残飯を入れてからゴミ袋に捨てるようにしましょう。
そうすることで残飯のにおいを最小限に抑えることができるようになりますよ。