トイレの湿気・結露の原因とは?心地よく過ごすための湿気対策3つ

リラックスできる空間であるはずのトイレの居心地を悪くする「湿気」。

湿気は結露を発生させたりカビを発生させたりと厄介な存在で、場合によっては健康に被害が及んでしまうことも…。

実際、

「トイレがジメジメしていて居心地が悪い」
「トイレに結露やカビが発生しているのでどうにかしたい…!」

と悩んでいる方も多いはず。

そこで今回は、トイレで結露が発生してしまう原因と、トレイ内の湿気対策について解説していきます。

見落としてしまいがちなポイントについても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

もくじ

トイレの湿気による結露の原因


トイレは住宅内の水回り設備の一つですので、基本的に他の部屋よりも湿度が高めです。

とはいえ、基本的に湿度が高めのトイレであっても、湿度が60%を超えてしまうと結露やカビなどのトラブルを引き起こしてしまいかねません。

トイレにカビが発生してしまった場合、浮遊しているカビの胞子を吸い込んでしまうと、

  • アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状
  • 気管支肺アスペルギルス症などの感染症
  • シックハウス症候群などの中毒症状

など、厄介な症状を引き起こしてしまう可能性があります。

トイレの湿気によって結露が発生する主な原因としては、

  • タンクや便器内に貯水している水と外気の温度差
  • 室内の温度と湿度
  • 換気不足

などがあげられます。

トイレの結露・湿気対策


トイレの湿気によって結露が発生する主な原因としては、

  • タンクや便器内に貯水している水と外気の温度差
  • 室内の温度と湿度
  • 換気不足

などがあげられると紹介してきました。

つまり、それらに注意して対策すれば、湿気や結露は防げるということになります。

トイレの湿気や結露を抑える代表的な対策方法としては、

  • 定期的に換気をおこなう
  • 給水管や便器にカバーを取り付ける
  • 除湿剤や除湿機を使う

などの方法があげられます。

それぞれの対策方法について詳しく解説していきます。

定期的な換気

人が快適に過ごせる湿度の目安は40~60%です。60%を過ぎるとカビはもちろん、ダニも発生しやすくなってしまい、トイレの居心地が一気に悪くなってしまいます。

そのため、トイレの窓を定期的に開放し、トイレ内の湿度を適切な値まで下げるようにしましょう。

トイレに窓がないご家庭の場合は、換気扇を回したり、トイレのドアを開放しておくだけでも充分に湿度を下げることができます。

ポイント冬場の寒い時期だと換気もためらわれますが、10分換気するだけでも充分にトイレ内の湿気を正常に戻すことができるので、ぜひ定期的におこなうようにしてください。

カバーを取り付ける

トイレで結露が発生してしまう部分はさまざまです。

もし、トイレの給水管や便器に結露が発生してしまっているのであれば、給水管や便器にカバーを取り付けることで結露を防げるようになります。

タンクや便器での結露対策としては防露タンクや防露便器を導入するといった方法もありますが、気軽におこなえる方法ではないので、カバーを取り付ける方法での対策を検討してみてください。

除湿剤や除湿機を使う

トイレの結露の原因は湿気です。

そのため、湿気を60%以下にコントロールすることができれば、結露は一気に発生しにくくなります。

もし、先ほど紹介した換気での対策が難しい場合や換気をおこなっても結露が発生してしまう場合は、除湿剤や除湿機を活用してみましょう。

結露が発生しやすい場所の近くに除湿剤を置いたり定期的にトイレで除湿機を稼働させたりすることで、トイレ内の湿度がコントロールできるようになります。

ただ、湿度が40%以下になるとウイルスが活発化してしまうので、湿度の下げすぎには注意してください。

梅雨の時期は特に注意


トイレの湿気への対策をおこなう上で特に注意したいのが、梅雨の時期です。

雨の日が長期間続く梅雨の時期は、雨の影響で他の時期に比べて湿度が高くなるため、当然ですが湿気も多くなります。気象庁のデータによると、梅雨の時期の湿度は75~78%ほどとなっています。

湿度が高いと感じたりカビが発生したりするなど人が快適に過ごせなくなる湿度の目安が60%ですので、梅雨の時期の湿度はかなり高めだと言えるでしょう。

そのため、梅雨の時期は先ほど紹介した対策をいつも以上にこまめに実施し、湿度を下げて結露やカビの発生を防がなくてはいけません。

また、夜の間に雨が降ると湿気がたまることもあるため、日中に限って対策するのではなく、1日を通して対策する必要があると言えます。

水漏れではないかの確認も


もし、住宅のトイレですでに結露が発生してしまっていて、その発生箇所がトイレの配管部分である場合、結露ではなく水漏れでないかどうかの確認も必要になってきます。

トイレの配管に付着している水の量が少ないと結露が発生してしまっていると想定してしまいがちですが、配管で水漏れが発生し、少量の水が漏れてしまっている可能性もあります。

結露が発生しやすい冬の時期や特に湿度が高いわけでもないにも関わらず配管に水滴が付着している場合は、むしろ水漏れを疑うべきです。

タオルなどで水滴を拭っても、すぐにまた配管に水滴が付着してしまうような場合は、業者に連絡して水漏れが発生してしまっていないか確認するようにしてください。

しつこい水垢にも効果的なトイレの汚れが落ちない時の掃除方法はこちらでご紹介しています。

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