輪島市町野町時國家

開催概要

名称
第1回アジア生物文化多様性国際会議
日程
2016年10月27日(木)~29日(土)
場所
石川県七尾市和倉温泉 あえの風
主催
ユネスコ(国連教育科学文化機関)、生物多様性条約事務局、国連大学、石川県、七尾市
共催
金沢市、輪島市、珠洲市、羽咋市、白山市、志賀町、宝達志水町、中能登町、穴水町、能登町
協力
文化庁、農水省、環境省
参加
500名超(うち海外参加者37ヵ国100名)

記録誌(PDF・6.77MB)

会議主旨

 2010年の生物多様性条約第10回締約国会議を契機に、自然と共生しながら生業を営む日本の里山里海的ライフスタイル、伝統的農業、地域の自然に根ざした文化、慣習の大切さが国際的にも再評価され、日本政府の提唱による「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ(IPSI)、ユネスコと生物多様性事務局による「生物多様性と文化多様性をつなぐ共同プログラム」などが発足しました。自然そのものを守るというアプローチから自然と文化(人間の営み)を一体的に評価、保全、活用するという考え方が主流化しつつあります。

 「生物多様性と文化多様性をつなぐ共同プログラム」は2014年フィレンツェ(イタリア)で第一回生物文化多様性ヨーロッパ会合を開催しました。ヨーロッパ各国からの研究者、実務者が議論を重ね、生物多様性と文化多様性は将来にわたって私たちの幸福な生活に欠かせないものであることを強調した上で、様々なレベルでの政策相互連携の重要性などが謳われたフィレンツェ宣言が採択されました。

 第一回アジア生物文化多様性国際会議では、ヨーロッパ会合の成果を受けて、研究者に加えて政策担当者も参加し、生物多様性と文化多様性の関係評価、保全、活用のあり方を地域レベルで考え、より具体的な事例、政策を議論します。 日本をはじめとするアジア地域には、生態系からの恵みを地域固有の文化で持続的に利用してきたコミュニティーが数多く存在します。それらを地域資源と捉え、保護・保全にとどまらない正しい評価と賢い利用を通じて地域活性化を図ることで、持続可能な地域づくりにつながる「生物文化多様性アジアモデル」を模索していきます。

 本会議の開催地である石川県には、豊かな自然と伝統文化が息づいており、国連食糧農業機関の世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」、白山ユネスコエコパーク、あえのこと(ユネスコ無形文化遺産)など、国際的な認証を受けた生物文化資源が豊富に存在します。
石川県では、生物多様性保全や世界農業遺産の取り組みを一体的に捉え、里山里海の保全・活用を進めてきました。その石川の地において、豊かな自然や文化を地域活性化につなげる取り組みについて議論を深め、広く発信することで、アジア地域の持続的な発展に貢献します。